三浦按針治めた場所
こんにちは、事務員Cです。
年の終わりも近くなり、非常に寒くなってまいりました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
これは私個人の考えですが、暑い夏より寒い冬の方が出歩くのが楽だと感じています。
今回の横須賀おすすめスポットは塚山公園です。
ここは江戸時代のはじめの頃、日本にやってきたイングランド人、ウィリアム・スミス、
すなわち三浦按針の供養塔がある史跡になります。
彼はオランダから極東を目指し航海を続けましたが、失敗し日本に漂着、そこで家康に重用され、この地を与えられました。
京浜急行の駅である安針塚はこの方の名前から来ています。
この駅から降りて、左手にある線路の鉄橋をくぐり道なりに進んで行きます。
あちこちに公園の案内の看板があるのでそこを目印に進んでいきます。
事務員Cはこの時初めて気が付いたのですが、道は看板にある通り大楠山ハイキングコース、すなわちのぼり道です。
道自体はそれほど長くはありませんが、結構坂がきついので地味につらいです。
階段ではなく坂しかないというところも歩きづらい原因かなと思います。運動には非常にいいと思いますが。
この公園は非常に自然美溢れる公園で様々な植物や、自然保護の試みが行われています。
今は冬ですので花は全く咲いていませんでしたが、季節によってさまざまな彩がみられるかと思います。
たまたまかもしれませんが私はここで、リスに二度遭遇しています。
トビやイノシシも身近に出るようです。若干ですが自然味がありすぎるんじゃないかな、と思います。
まったく関係ない話になりますが、以前事務員Cはトビに襲われて食べていたパンを奪われたことがありました。
パンをピンポイントで狙ってたので、けがはありませんでしたが、非常にびっくりした覚えがあります。
この公園にはかながわの景勝50選にも選ばれている、港の見える丘などもあります。
今回はあえて実物ではなく、模写された風景画の方を写真に撮りました。
実物は写真でとってしまうといまいち伝わらないと感じましたので、そうしてみたのですが、
今考えると私の写真の取り方が悪いだけかもしれません。
三浦按針の話に戻りますが、家康が亡くなり、日本で鎖国政策が実施されると彼は不遇となり、失意のうちに亡くなりました。
看板にも書いてありますが、ここに彼の供養塔があるのは、彼が東都、すなわち江戸が見える場所で、亡くなってからも江戸を守り、
徳川家への恩を返したい、という彼の遺言に従ったからだといわれています。
前述したとおり、家康は彼を重用しましたが、故郷であるイングランドへは帰さず、また晩年は不遇であったにもかかわらず、
死しても恩を返したい、という彼の気持ちを考えるとすこし物悲しい思いを感じます。
今は、市や地元の方の取り組みで、きちんとした整備がなされていますが、一時期はここが何なのかも忘れ去られていた時期があったといいます。
皆様もご興味がおありでしたら、ぜひ足を運んでみてください。
最後に大事なことを一つ。
ごみのポイ捨て、ダメ、絶対。
それではまた、機会がありましたら、よろしくお願いします。