死神の浮力
こんにちは。薬剤師のHです。
今回もオススメの本を紹介させていただきます。
死神の浮力
著:伊坂幸太郎
人間に扮する主人公の死神が、登場人物と関わり、1週間でその人間の死の可否を判定するというストーリーです。
この死神はキャラクターがとても特徴的で、見た目は人間の姿をしているのですが、コミュニケーションの取り方が普通の人間とは、どこかずれていて、ちぐはぐしたやりとりや、勘違いを起こすことが多々あり、憎めない性格をしています。
またストーリーの中で、それぞれの登場人物が抱く死生感に関する記述が登場し、
「人間は、動物の中で唯一、死を知る存在である」
など、次々に起きるスリリングな事件を通じて、深く考えさせられる内容になっています。
皆様機会がございましたら、ぜひご一読ください。